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インドネシア出身の方を雇用する際に意識すべきポイント

ここ数年でインドネシア出身の方が急増しています!

(1)中国   730,890人 (構成比28.5%) (+ 5.1%)  
(2)韓国  450,663人 (構成比17.6%) (- 0.5%)  
(3)ベトナム 262,405人 (構成比10.2%) (+31.2%)
(4)フィリピン260,553人 (構成比10.2%) (+ 6.9%)
(5)ブラジル  191,362人 (構成比 7.5%) (+ 5.8%)
(6)ネパール   80,038人 (構成比 3.1%) (+18.6%)
(10) インドネシア 49,982人 (構成比 2.0%) (+16.6%)

 

上記は2018年6月外務省発表の在留外国人数に関するデータです。この時点でインドネシアは、日本にいる在留外国人の出身国中で10番目に多い国となっています。注目すべきは、その増加率です。ベトナム、ネパールに次いで3番目の増加率(16.6%)となっています。ベトナム、ネパール、インドネシア出身の方が増えている理由は、ここ数年で現地送り出し機関や、日本語学校、監理団体など、日本で技能実習をするための関連団体が増加したこと、ただ増加しただけではなく、悪質な団体の取締りも厳格化され、日本企業、日本で働きたい外国人双方の不安が和らいだことが挙げられます。

生産年齢人口の減少から、採用難に苦しむ多くの企業が外国人従業員に事業を支えてもらっています。新在留資格「特定技能」が施行され、外国籍の方を雇用する流れがさらに加速しています。今回は、そんな在留外国人の中でも今後急増が予測されるインドネシア出身の方を雇用する際の注意点をまとめました。

インドネシアの方を雇用する際に押さえておきたい基礎知識

インドネシア

インドネシア人の仕事に対する考え方

インドネシアの方は人生に置いて、人間関係や健康を最も重要視する傾向があります。もちろん仕事も大切にしてらっしゃいますが、何もかも全て捨てて仕事に打ち込む方はそう多くはありません。また基本的に裏表の無い、明るい性格の方が多く、仕事を黙々とやるより、みんなで楽しくわいわいしながら行う方が好きです

仕事が厳しい時などは、我慢して周りに悟られないようにすると言うより、辛さを素直に表現されることも多いです。

インドネシアは先輩後輩関係が強い。

年下の先輩がいる場合、面接の時に伝えておく必要があります。これは人に寄るところもありますが、大卒者が高卒者の後輩になる場合など、プライドの関係でトラブルが生じやすいです。(トラブル事例集を参照)

島ごとに文化が異なる。

上記の仕事に対する考え方も当然一括りにしてはいけませんが、ここで伝えたいのは、インドネシアが島国であり、各島毎に言葉や文化が違うということです。もっと言えば、ジャワ島と言う一つの島の中でも西と東で民族が異なります。例えばインドネシア出身者を3名雇うと、同郷出身同士で安心だろうと思ってしまいがちです。実際は3人の出身島が異なり、言葉(方言)や文化の違いによって全くコミュニケーションが取れないなんてことも生じ得ます。出来るだけ出身地が近い方を採用した方が良いでしょう。

インドネシア出身の方は日本語の上達が早い。

インドネシア出身の方はベトナム出身の方と比較して日本語の上達が早いです。これは感覚的な話ではなく、インドネシアの日本語学校ではベトナムの日本語学校の約1.5倍のペースで上達していきます。

  • 母音が日本と同じく5つであること
  • メモを取らずに聞いたことを頭で覚える習慣があること
  • 高校で第二言語として日本語が選択必修となっていること

以上の3つ理由からインドネシアの日本語が得意な方が多いため、介護等の日本語の重要性が高い業務につく方はベトナムよりもインドネシア出身の方が多いです。

ただし、特に技能実習の場合ですと、内定先が決まってから日本語の勉強を始めるため、勉強しなくても日本に行ける思って力を抜く人も中にはいらっしゃいます。面接時に本当に頑張れる方なのか入念に確認しましょう。

申込金

生々しい話になってしまいますが、インドネシアの方がベトナムよりも日本で働くための費用がかかりません。実はベトナムから出国する実習生は3500ドルを送り出し機関に支払っています。そして現地中間エージェント等を通すと、さらに借金が増えてしまいます。悪質なブローカーは日系企業の進出に伴い徐々に減ってはいるものの、ベトナムは国策で、技能実習生は銀行からお金を借りやすくなっているために、大きな借金を負っている方も少なくありません。

一方でインドネシアから技能実習生として来日する場合、支払う金額はベトナムの半分か3分の2程度です。お金を借りる先も家族や地域の互助会であるため、低金利でお金を借りることができます。

インドネシア実習生に人気の実習受け入れ国は台湾。次が日本。韓国。

インドネシア人に一番人気の国は、残念ながら日本ではありません。日本は書類等の手続きが大変ですが、台湾、韓国はそういった手続きや、言語の勉強をせずにすぐに行けるというのがその理由です。実は日本の制度は諸国と比べ非常に厳格なのです。

また台湾はハウスキーパー職など言語の勉強を全くしなくても良い職につけますが、日本の場合はある程度の日本語力は必須です。 また他国より稼げると言われて中国が、少子高齢化に伴い外国人の受け入れに本腰を入れ始めると、外国人の受け入れは非常に難しくなって行くでしょう。

インドネシアの方が技能実習制度を利用して日本に行きたい理由は?

技能実習生が日本で働こうと思う1番の理由はお金です。給与の高い日本で働くだけでなく、そこで日本語を習得すれば母国に帰った後もインドネシアの日系企業で働くことができるようになります。

2番目の理由は、自分の会社を開きたいというものです。これは技能実習で学んだ技能を生かしたいという、本来の趣旨に沿った希望です。

3番目の理由は両親に楽をさせたいというものです。技能実習生の多くが家族に仕送りをしています。家族に良い暮らしをさせてあげたいという美しい想いを持った方が多いです。

インドネシアの方が離職する理由は?

一方で離職したい理由は、お金より人間関係であることがほとんどです。特に、理不尽に怒られるようなことがあると、離職する確率が高いです。また文化等の理解不足でストレスが溜まってしまう場合もあります。例えば冗談で頭を触るのは、絶対にNGです。頭は清い場所なので人に触られてはいけないのです。なんの気なしに触ったりするのはやめておきましょう。また、犬に舐められるのもNGです。社長がインドネシア出身の従業員の方に愛犬と遊んであげてと何の気なしにお願いをしたら、それが本人に取ってはいじめられているように感じていた、なんてこともありました。過剰に意識しすぎることも問題ですが、必要最低限の注意事項は押さえておきましょう。

まとめ

気質や文化に関する記述はもちろん全員がそうであるという訳ではなく、一つの基礎知識としてご理解いただくようにお願いします。文化的な基礎知識を入れておくことで、外国籍の方との摩擦を少しでも防げればと思います。ただし、ここまで言っておきながらですが、向き合う際には一旦偏見をゼロにして向き合うことが大切です。あくまでも本記事の内容は、想定外の違和感から職場の雰囲気が悪化しないようにするためと捉えていただくようお願い致します。

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関根謙志郎

取材班

福島県内の高校卒業後、東北大学に入学。在学中は硬式野球部に所属。英語学、心理学、英語教育学を専攻。卒業後は社会を構成する『ヒト・モノ・カネ・情報』が遍在することで生じる歪み(社会問題)をビジネスを通して適正化するというミッションに共感しリフト株式会社に入社。現在はマーケティングを担当。

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