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更新日:2020/11/09

目次

中山
中山 玲児(ナカヤマ レイジ)

株式会社トレンタ プレイスメントプランナー

測量技術者から不動産営業を経て、株式会社トレンタに入社。

中古マンションのリノベーション事業を担当後、昨年4月より新規事業であるベトナム人人材紹介事業立ち上げに参画。

人手不足の業界とベトナム人材の間に立ち、双方が豊かになれる形を目指し事業展開中。

ゴック
TO VAN NGOC(ト ヴァン ゴック)

株式会社トレンタ プレイスメントプランナー

2013年に留学生として来日。日本語学校卒業後、株式会社トレンタに入社。

母国での学業を生かし、建設工事の施工管理や工程管理などを担当。

自身のネットワークを生かした人材紹介事業を提案し、昨年4月よりベトナム人人材紹介事業立ち上げに参画。

現在は、主に求職者の募集、就業者のフォローを担当。

記事top画 (1)

2019年4月にスタートした特定技能制度。徐々に運用が進んできてはいますが、「義務付けられている支援の内容」や「登録支援機関の役割」などがいまいち分からない!という方も多いかと思います。

そこで今回は、建設業者でありながら登録支援機関として支援業務も始められた株式会社トレンタ様に「実際の支援では一体どういったことをしているのか?」お話を伺いました。

登録支援機関としての活動

ーーまず、御社の事業内容を教えてください。

中山氏:元々、建設業として創業しまして、現在は、新築のマンションやホテルの設計から施工までワンストップでやっています。改修やリノベーションもですね。

あと、昨年始まった特定技能制度の登録支援機関として、特定技能外国人の支援サービスも提供しています。

 

ーーなぜ建設業の御社が特定技能外国人登録支援機関をやろうと思われたのですか?

中山氏:建設業をずっと営んでいる中で、協力会社の職人さんで、若くて50歳とか、最高齢だと80歳とかの人が現役で現場で頑張ってらっしゃる光景をよく見るんです。若い人がとても少ないんですね。日本人の若者がそもそも集まらないし、仮に入社してきても全く続かない。少子高齢化による人材不足の影響が出ているんです。ベテランの職人さんも、これからいつまでも働けるわけではない。それで、なんとか建設業の若返りを図りたいと思っていました。

そのタイミングで、弊社のトップが、SNSを通じて、日本で働きたい若いベトナム人の方がたくさんいるという情報を得ていたというのもあって、特定技能制度が2019年に始まったのを契機に、建設業を足掛かりに海外の若者を増やしていこうと登録支援機関を始めました。

 

ーーまずは建設業を活性化したいという想いがきっかけだったのですね。今現在、どのくらい特定技能外国人の支援をされているんですか?

中山氏:既に就業されている方が5名、手続き中が11名です。また、特定技能外国人ではないんですが、「技術・人文知識・国際業務」在留資格での人材紹介も5名程させてもらってます。

 

ーーどこの国出身の方が多いのですか?

中山氏:メインはベトナムです。弊社のサポートスタッフとしてベトナム人のNGOCがおりますので、彼を中心にベトナム人材への支援に力を入れています。

 

ーー特定技能外国人の支援項目の中で、特に力を入れて支援をしている領域はありますか?

中山氏:もちろん法律で定められている支援項目全てに対応しているのですが、一番力を入れているのは日本語教育の部分です。支援項目の中に、日本語学習機会の提供というのがあるんですけども、月2回弊社に日本語教師の方に来てもらって、弊社の会議室で、特定技能外国人の方に日本語を勉強してもらっています。

 

ーー日本語教師は、どういう方なのでしょうか?

中山氏:以前、海外で日本語教育をしていらっしゃった方で。海外の事情にも精通していらっしゃいます。

 

ーー日本語だけでなく海外の方のバックグラウンドも理解している方なのですね。

中山氏:そうなんです。だから、日本語教室ではあるんですけど、できるだけ、特定技能外国人の上司の方にも来ていただいて、どうやって外国人材と関わっていくかというアドバイスもさせていただいております。

 

ーー企業のサポートにもなっているんですね。手応えは感じていますか。

中山氏:まだ始まったばかりなので、具体的な数値とかが出ているわけではないんですけども。そもそも、日本語能力試験2級や1級を取るということを目的とはしていなくて、実践的な日本語の習得を目指しているんですね。現場で役に立つ大阪弁でのコミュニケーションをメインで教えてもらっていて、そういう意味では、現場では活用してもらえていると思います。

 

ーー会話メインの授業なのですか?

中山氏:会話メインです。読み書きもありますが、あくまでも現場で使える言葉を身につけるというのを重視していますね。

 

ーー大阪弁のハードルは高いのでしょうか?

中山氏:高いと思います。例えば、技能実習生として来日した方でも、海外の送出機関で勉強しているのは標準語で、大阪弁はやらないので。こればかりは、実際に大阪の職人さんと一緒にコミュニケーションを取っていくしかないんですよね。ですから、弊社の日本語教室では、大阪の職人さんと上手くコミュニケーション取れるようにというのを重視しています

 

ーー支援で難しかったり大変だったりする点はありますか?

中山氏:やはり、国が違えば、習慣とかも違うので、受け入れた企業さんと外国人材との間で行き違いというかミスコミュニケーションはどうしても発生してしまいます。それが大変と言えば大変ですかね。

 

ーートラブルが起こったときは、どうするのでしょうか?

中山氏:まずは、弊社が間に入って話し合いをします。相談があったら、逐一出向いて、3者面談をしたり、外国人材に母国語と日本語を交えて説明したりします。

 

ーー具体的にはどういうトラブルが多いのですか?

中山氏:やはりミスコミュニケーションですね。日常的なほんの些細なことがきっかけなのですが。他には、待遇面とか日本の労働体系とか、その辺りを、意思疎通が取れていないために、しっかりと理解できておらず問題になることが多いです。

 

ーー通訳の方がいないと難しいですね。

中山氏:母国語で説明してくれる方が絶対に必要です。

支援の現場

日本語教室(日本語勉強会の風景)

ーー母国語で対応をしてくれるスタッフということで、NGOCさんにもお話をお伺いしたいと思います。

なぜ、特定技能外国人の支援業務に従事しようと思われたのでしょうか?

NGOC氏:以前は、3年くらい内装工事の現場監督として仕事をしていました。その時に、現場に技能実習生がたくさんいて、日本語が通じないなどの問題を実際に見ていたんです。

これから高齢化で人材不足に陥る建設業界では、さらに外国人材が増えていくでしょうが、そうなると、もっと色々な問題が発生するはずなので、そこをサポートするサービスができればなと思ったのがきっかけです。

 

ーー今、支援をされている中で、どういうことをやられていますか?

NGOC氏:まずベトナムから来た方の送迎や、転入届、口座の開設など生活に関わること全てです。特定技能外国人は、実習生よりは日本語理解していますけど、行政の手続きとか少し複雑なことになると理解するのが難しいです。特定技能の方でも、分からないことや大変なことがいっぱいありますので、その相談に乗っています。

 

ーー相談は毎日来るのですか?

NGOC氏:はい。平日も土日も関係なく、SNSでメールや電話が来ますね。

 

ーー支援する中で大事にされていることはありますか?

NGOC氏:まず入社前に労働条件をちゃんとと伝えて、理解してもらうようにしています。そこをしっかり納得して貰わないと必ず問題が発生するので、これが一番大事です。入社後は、人間関係ですね。積極的に日本語でコミュニケーションを取れるようアドバイスしています。現場でコミュニケーションを上手く取れないと誤解されてしまい、人間関係もどんどん悪くなってしまいますから。

 

ーー特定技能外国人の方は、労働条件では、どういう点を重視されているんですか?

NCOC氏給与と休日ですね。建設業界は、土曜日も仕事のことが多いですけど、しっかり週2日休みたいと思っている方が多いと思います。あと、建設業だと、現場までの移動時間が長いことや、朝が早いことを、皆さん、大変だと思っています。

 

ーー建設業さん、大変ですね。

支援の現場から見て、特定技能外国人を活用する上で意識すべき点は何でしょうか?

中山氏:まず、コミュニケーションを上手く取るというのが大事です。悩みを内に溜めてしまうと、悪い方へ悪い方へ行ってしまうので、積極的にコミュニケーションを取っていただきたいです。また、伝え方一つ気をつけるだけで、外国人材の反応も全然違ってくるので、指導する際に掛ける言葉遣いも注意して欲しいです。あとは、分からない事やトラブルががあれば、間に入っている登録支援機関をどんどん活用していただければと思います。

特定技能のこれから

ーー今後、特定技能制度に期待することはありますか?

中山氏:まだ認知度が低いので、もっと認知度が上がっていけば良いなというのが一つ。あと、特に建設業ですと、手続きが煩雑なので、そこが、もっと緩和されて欲しいです。そうすれば、もっと活用する企業も増えると思うんです。

 

ーー手続きの話が出ましたが、御社で申請もサポートされているのですか?

中山氏:はい。建設業のキャリアアプシステムの登録のお手伝いとかもしています。

 

ーー建設業でいうと国土交通省の認定申請の段階で、給与水準もかなり厳しく見られる印象があります。

中山氏:はい。日本人と同等ということは絶対確認されます。申請したら、もっと給与を上げるようにと国交省から言われたケースもあります。そこはもう、企業には、必ず日本人と同等になるように給与を上げてもらえるよう調整しています。

給与が高くなるのは、特定技能人材にとっても良いことなんですけど。JAC(一般社団法人建設技能人材機構)さんへの負担金とかも発生するので、受入れ企業も負担が大きいですよね。別に皆さん、安い労働力として使いたいわけではないと思うんですけど、日本人よりコストが掛かりすぎると、制度自体が広がっていかないのではないかなと思いますね。

 

ーー最後に、これから特定技能外国人材の受け入れを検討している企業様に向けてメッセージをお願いします!

中山氏:コミュニケーションとか難しい部分は確かにあるんですけど、今の日本の若手と違って、凄い頑張って働いてくれるっていう実感はあるので、是非、前向きに検討して欲しいです。

ーーありがとうございました。

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