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更新日:2023/03/20

目次

特定技能建設技能試験バナー(圧縮済)

本記事では、建設分野における特定技能1号評価試験について解説いたします。

建設業の外国人材受け入れについて興味のある方は、以下の記事を併せてご確認ください。

▶︎建設業の外国人材採用について在留資格別に徹底解説

▶︎建設業で特定技能外国人を採用するには?

技能試験の概要

建設業の技能試験は、「建設分野特定技能1号評価試験」という名前で、JAC(建設技能人材機構)によって運営されています。

試験は、特定技能で従事可能な職種に合わせて18区分に分かれており、受験者は自分が従事する予定の職種の試験を受けることになります。

試験の区分は以下の通りです。

型枠施工 左官 コンクリート圧送 トンネル推進工
建設機械施工 土工 屋根ふき 電気通信
鉄筋施工 鉄筋継手 内装仕上げ/表装 とび
建築大工 配管 建築板金 保温保冷
吹付ウレタン断熱 海洋土木工    

 

受験資格は、試験日に満17歳以上で、在留資格を持っていることです。

技能実習生や、観光目的などの短期滞在ビザで在留する外国人も受験することができます。

技能試験に合格すると、以下の技能水準に達していることが認められます。

(技能水準)

当該試験は、図面を読み取り、指導者の指示・監督を受けながら、適切かつ安全に作業を行うための技能や安全に対する理解力等を有する者であることを認定するものであり、この試験の合格者は、一定の専門性・技能を用いて即戦力として稼働するために必要な知識や経験を有するものと認める。

出典:国土交通省「『建設分野における特定技能の在留資格に係る制度の運用に関する方針』に係る運用要領」

ここからは、くわしい試験内容や受験の流れ、試験日程などについて解説していきます。

試験内容

技能試験は、大きく学科試験と実技試験に分かれています。

それぞれの詳細は以下の通りです。

  学科試験 実技試験
問題数 30問 職種ごとに定める
試験時間 60分 職種ごとに定める
出題形式 真偽法(○×)および2~4択式 作業試験、判断試験などから職種ごとに定める
実施方法 CBT方式 職種ごとに定める
合格基準 合格点の65%以上  

JAC「建設分野特定技能1号評価試験」より作成)

学科試験では主に該当職種に関する知識や安全衛生知識が問われます。

以下は、建設機械施工の学科サンプル問題です。

問題をよんで、ただしいものは○、まちがっているものは×を
えらんでください。

問題4 建設機械の乗り降りは、3点支持でします。
けんせつきかいの のりおりは 3てん しじでします

問題5 油圧ショベルの走行方式には、クローラ式とタイヤ式が
あります。
ゆあつしょべるの そうこうほうしきには くろーら しきと たいやしきが あります

出典:JAC建設技能人材機構「サンプル問題 建設分野1号特定技能(建設機械施工技能評価試験)」

学科試験で合格点をとるには、対象職種に関する知識を持っているだけでなく、問題を理解して適切な答えを選ぶための十分な日本語力を身に着けている必要があります。

基礎的な日本語だけでなく、各職種の専門用語までしっかり学んでおきましょう。

また、学科試験はCBT方式で行われます。

CBT方式とはコンピューターを利用して試験を行う方式です。JACのHPにはCBT操作の体験版がありますので、受験前に試して慣れておくことをおすすめいたします。

 

実技試験では、多くの場合、材料や工具が支給され、それらを用いて各職種の作業を適切に行うことができるかが問われます。

一部職種では、機材や安全知識などに関する筆記試験や、設備などに関する日本語での質疑応答が課される場合があるので、受験予定の職種の試験要綱をチェックして対策を行いましょう。

JACのHPでは、学習用テキストと学科試験・実技試験のサンプル問題が公開されています。ぜひご参照ください。

試験の合格率は?

これまで実施された試験の合格率は以下の通りです。

実施日 実施場所 職種 受験者 合格者 合格率
2020年8月 静岡 鉄筋継手 33 32 97%
2020年9月 静岡 土工 44 28 64%
2020年12月 東京 トンネル推進工 34 19 56%
2020年12月 東京 電気通信 48 21 44%
2021年3月 マニラ 電気通信 5 5 100%

受験の流れ

技能試験の受験の流れは以下の通りです。

建設技能試験流れ(圧縮済)

建設技能人材機構「試験申込から合格証明書受領までの流れ」をリフト株式会社で加工)

技能試験を受験する際は、まずJACのHPからマイページの登録を行ってください。試験の申し込みは、マイページから受験者本人のみが行うことができます。

試験当日は、在留カードもしくはパスポート、受験票、受験料2,000円と、その他各職種で必要なものを持って行きましょう。

合格発表は、試験終了後2週間以内を目安にマイページ上で行われます。

合格すると、合格証明書がマイページにPDFファイルで送られます。合格証明書は在留資格申請に必要ですので、受け入れ予定の企業は外国人に送付してもらうようお願いしましょう。

試験日程

2021年3月23日現在、申し込みが可能な試験はありません。

試験の実施情報はJACのHPで順次公開されますので、受験を検討している方は定期的にチェックしておきましょう。

まとめ

ここまで、建設業の技能試験について解説いたしました。

今後、人材不足で外国人労働者の採用を検討されている建設業の企業様は、特定技能への対応が急務になるかと思います。

自社で長期にわたり働いてくれる特定技能人材を、お探しの経営者様・採用担当者様は、弊社リフトにご相談ください。

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