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  • エンジニア及び新卒採用責任者
  • 加藤 燦 氏

会社のバリューにフィットするならば、国籍は関係ない!RELATIONS株式会社のIT人材採用戦略

目次

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 ↑同社で採用責任者を務める加藤燦氏

「ええ会社をつくる」というミッションを掲げ、自律型の組織を作りながら、多角的に事業推進を行う異色のベンチャー企業があります。それがRELATIONS株式会社です。50名というの企業規模にも関わらず、コンサルティング、HRテック、Webメディアなど、企業変革のための事業を複数展開しています。

前回は同社でエンジニアとして活躍されているJerome氏に、入社の背景や、働くことに対する考え方を伺いました。今回は採用の責任者である加藤氏に、Jerome氏の採用に至った経緯や採用に関して大切にしていることを伺います!
 

 

自社に合う優秀な方を採用しようとした結果、たまたま外国人材だった

----- Jeromeさんを採用するに至った経緯を教えてください。

 加藤氏:前提として、外国籍の方を採用しようと最初から意識していたというわけではないです。国籍は関係なく、優秀な方で、会社にフィットするのであれば採用しよう、というスタンスでした。ただ、昨年10月頃にリファラル採用で、フランス籍の方に選考に乗っていただいたことがありまして。その方は他の会社さんに内定をいただいて、結局ご縁がありませんでしたが、選考の過程で、外国籍の方でも問題なく会社にフィットすることが分かりました。

-----外国籍の方向けの教育制度や受け入れの体制作り等はどのようにされていますか。

加藤氏:一番は、「外国籍の方だから」ということを考えないようにしています。というのも、一人目の方は日本語能力のある方と考えていて、そういった方は外国籍の方だからと特別扱いをされたくない場合が多いからです。Jeromeさんもそうだったので、そういった意味で特別な準備はしていません。

 -----日本語能力に重きをおいた理由を教えてください。

 加藤氏:弊社には「すべてはチームのために」という、全社視点で物事を考えるバリュー(行動規範)があります。全社視点で考える力を養うための全社会議や日報は、当然日本語で行いますので、日本語能力はある程度必要だということは基準として設けてありました。

-----日本語能力はどのようにして判別されていますか?

加藤氏:それは実際に面接で話して見極めるしかないと思います。というのも、日本語能力検定1級(N1)の方でも、日本語でコミュニケーションをとって業務を進めていくのは厳しいかな、という方が過去にいらっしゃったからです。最終選考でも、一日かけてワークサンプルを行い、実際にチームメンバーとのコミュニケーションに問題がないかを判断しています。

-----ワークサンプルとは何でしょうか。

加藤氏:最終選考の日に、実際の業務に近い課題に丸一日かけて取り組んでいただいています。開発環境を構築していただいてから、GitHubで出した課題に取り組んでもらいます。チームメンバーに3人ほど張り付いてもらって、いつでもコミュニケーションできるような形で行います。

 -----一人の採用にかなり工数をかけていらっしゃいますね。

加藤氏:採用担当はどうしても「入社数」を追いがちなんですが、その後どう長くチームに定着して活躍していただくかが重要です。そこで、面接の時から情報を出来るだけオープンにして、ネガティブなことも全て率直にお伝えしています。さらにワークサンプルを通じて、実際に働く場所で、未来の同僚とコミュニケーションを取りながら課題に取り組んでもらうことで、入社後のミスマッチを防げると考えています。

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 -----定着を第一に考えた結果、選考プロセスの長期化に繋がったということですね。

加藤氏:そうですね。もちろん採用数は追いますが(笑)ただ採用数だけではなく、入社後1年後、2年後に社にどんな貢献をしているのかというところで独自の指標を設けています。一般的には採用工数は少ない方が良いと言われていますが、弊社はじっくり1人ひとりの方と向き合うようにしています。

実際に外国籍の方を採用してみて改めて、国籍って関係ないなと実感した 

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-----採用前と採用後で外国籍の方と働くことについてイメージが変わったことはございますか?

加藤氏:現在は本当に国籍は関係ないんだなと感じています。もちろん日本語の問題などはありますが、会社のミッション、バリューそして行動指針に合うかどうかという点で、日本人でも合わない人は合わないですから。逆に外国籍の方でも会社の方向性に合う人は合う。日本人だろうが外国人だろうが、優秀な方であれば関係ないんだって改めて思いましたね。

-----良好なコミュニケーションや定着に結びつけるための施策を教えてください。

加藤氏:弊社の施策は二つあります。

一つ目は、採用前に働く上で障壁になるであろう点、ネガティブな点を全て誠実に伝えるということです。Jeromeさんの場合は日報を日本語で書くことや、全社会議は日本語で行われるということですね。さらに、採用担当としては毎回面接後に現状で懸念点を伺い、解消するようにしています。

二つ目は入社後のオンボーディングプログラム「Pump Up Week」です。このプログラム期間に実際の仕事(エンジニア職)以外のコンサルティングの事業やミッションの背景を丁寧に伝えるようにしています。部署や職種に関わらず会社についての深い理解が得られ、社員1人ひとりのエンゲージメントを高めることができています。

「会社案内」を通してミッションを自分ゴト化する

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加藤氏:この期間に会社案内もできるようにします。それは中途の方も新卒も全員対象です。もちろんJeromeさんも同じくやってもらいました。特別扱いせずに全社を理解していただくことで、ミッションをより自分事化して仕事ができるようになります。

また、「オンボーディングプロジェクト」という制度がありまして、エンジニアの方には入社後すぐに、社内で使用するプロダクトを一つ作ってもらうようにしています。今Jeromeさんが取り組んでいるのは、自社の「超進化制度」の利用を簡単にするアプリの開発です。

※超進化制度:書籍購入、セミナーの費用を年間6万円補助する制度。

加藤氏:このオンボーディングプロジェクトはエンジニアの職務内容やスキルに対するビジネスサイドの認知向上に非常に効果を発揮しています。

-----入社してすぐに個別プロジェクトとは驚きです。

加藤氏:社外ではなく、社内システムを作ってもらうというのがお互いに良いかなと。Jeromeさんが仰っていたのは、自分の技術を知ってもらうことがすごく嬉しいと。

-----他の社員の方の認識の変化はありましたか?

加藤氏:何か特別変わったということはないですね。「外国籍の方は日本人よりもストレートに物を言う」といった傾向があるかと思っていたのですが、Jeromeさんの場合は日本にいたらそれが弱みになると理解されていました。むしろ今は、会社やチームとしてはもっとストレートに発信して欲しいと伝えています。最近はJeromeさんが考えていることをどんどん提案してくれて、それが起点となってディスカッションが起こり、よりチームが活性化されたと聞いています。

-----提案力が素晴らしいんですね。

加藤氏:そうですね、ただそれはそもそもJeromeさんが優秀なのか、文化的なものなのかは分からないですね。我々としては非常に刺激的ですし、この調子でどんどん提案していただきたいと思っています。

外国人だからと採用担当が身構えてしまうのは本当にもったいない

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-----最後に、外国籍の方の雇用に不安があってなかなか踏み切れないIT企業の方にメッセージをお願いします。

加藤氏:各社さんいろんな事情があるとは思いますが、日本人は採用できないからとか、給与を安く抑えたいからとかではなく、あくまで純粋に一社員として受け入れるスタンスが大事だと思います。外国籍だからと採用担当が身構えてしまうのは本当にもったいない。というのも、面接時点で言葉の問題だけ確認しておけば、あとは入社後のオンボーディングでなんとかなりますから。優秀な方であればすぐにキャッチアップ可能です。

より優秀な、会社に合う人材を取るためにという観点で、外国籍の方の採用もまずはやってみることが大切です。色々な方と面談を行うことでどんな方を採用すべきかも見えてきますし、採用プロセスでしっかりコミュニケーションをとることを意識すれば、自社にフィットする方を必ず採用できると思っています。

今、採用活動はプロセスをぎゅっと縮めてスピードを上げた方が採用できる確率が上がると言われていますが、この手法は外国籍の方の採用にはリスクが高いかなと。コミュニケーションがネックだからこそ、入り口で時間をかけ、ミスマッチが生じないかお互いに十分に確認してから採用するのが合理的だと考えています。

-----興味深いお話をいただきありがとうございました!

編集後記

今回は採用の責任者である加藤氏に、Jerome氏の採用に至った経緯や採用に関して大切にしていることについて伺いました。「自社のバリューに合う人材を採用とした結果、たまたま外国籍の方だった。」という加藤氏の体験は、日本の将来を物語っているように感じます。採用前にこそ丁寧にコミュニケーションをとるという考え方は、これから国籍にとらわれない採用活動を始めようと考えている多くの企業にとって大変参考になるものではないでしょうか?

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加藤 燦(カトウ アキラ)

RELATIONS株式会社のエンジニアと新卒採用の責任者。

2016年にRELATIONS株式会社に新卒入社。小売向けのアプリ事業と生鮮流通プラットフォームの開発ディレクターを経験。2018年より採用を担当。

 

 

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