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株式会社岩手ホテルアンドリゾートが台湾現地営業マンを採用したワケとは?

目次

本田様3株式会社岩手ホテルアンドリゾートは、「お客様に健康と夢をお届けする」ことを誇りとし、質の高いサービスを提供しています。盛岡と安比高原の2つのエリアを拠点に、盛岡グランドホテル、ホテル安比グランド、ホワイトシーズンの安比高原スキー場、グリーンシーズンの安比高原ゴルフクラブ等、計12施設を運営しています。また、どんなお客様にも満足していただけるように、オリジナルな発想で「これからのリゾート地のあり方」を提案しており、森の散策、バードウォッチング、星の観察など、コンテンツを多彩に広げています。

そんな同社は、2019年の3月から台湾現地の営業担当者として、陳氏(台湾国籍)を採用しました。今回は、直接採用を担当した戦略採用担当の本田氏に採用の背景と陳氏を選んだ理由を伺い、また陳氏には同社を選んだ理由と同社で実現したいことを伺いました!

↑岩手ホテルアンドリゾート戦略採用担当の本田大介氏

台湾からのインバウンド旅行客数の向上のため、海外現地営業拠点の設置が決まる

―― まずはじめに「台湾現地営業担当」採用の背景を教えてください。

本田氏:もともと弊社は、台湾現地旅行会社への営業代行を任せていたエージェントがいたのですが、数年前に諸般の事情で、現地での営業がストップしていました。結果、台湾からのインバウンド客数及び売上が減少してしまいました。この数字を回復し、台湾現地からの流入を拡大していくために台湾現地営業拠点の自社内製化が決まりました。そこで、このたび即戦力台湾現地営業担当と台湾拠点の営業責任者の採用が急務となりました。

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↑インバウンド客に人気のホテル安比グランド 安比を象徴するホテルとして確固たる地位を築いている。

―― どのような採用戦略を取られましたか?

本田氏:会社の方針を実現するために、国内外からのエントリーを可能にし、対象者は現地旅行業界での法人営業経験が、3年以上及び日本語力はN1(ネイティブレベル)の方と設定していました。スピードが求められましたので、多数の人材紹介会社に依頼をし、候補者を募りました。完全成功報酬型の人材紹介に関しては、採用するまでは費用がかからないため、弊社の希望と一致度の高い候補者を複数募り、そこから一人を選ぶことが可能です。予算が限られている中で、多数の人材紹介会社を利用し、候補者を募ることは非常に合理的だと考えています。今回書類選考をした候補者が7名、面接を行なった方が3名で、最終的に陳様1名を採用しました。

―― 今回台湾在住の方を採用したとお聞きしたのですが、どのようにプロセスを進めたのでしょうか?

本田氏:今回採用させていただきました陳氏については、書類選考➞ 一次面接(SKYPE面接)➞最終面接(現地面接)というプロセスを踏みました。当然台湾現地に在住している方だったため、日本国内での面接が難しく、一次面接はSKYPEで実施しました。その後、弊社の代表が海外出張に行くタイミングで、現地で直接お会いし、最終面接をさせていただき、採用を決定しました。当社に関しては、優秀な人材をより多く採用するために、WEBで面接をさせていただくことはよくございます。ただ今回のような営業職の採用は、可能な限りお会いして判断するようにしています。

事業計画書を自主的に準備し、プレゼンするという、凄まじい熱意が採用の決め手

―― 最終的に陳さんを選んだ理由を教えてください。

本田氏:陳氏に関しては、営業経験・実績は申し分なかったことはもちろんですが、面接時に弊社リゾート地の魅力を、台湾国内で発信するための事業計画書を自主的に準備してプレゼンするなど、非常に意欲的な方だったのが決め手でした。一次面接後すぐ上に報告し、最終面接を設定させていただきました。その後、代表が直接現地で面接した際も、イメージ通りの方だったので採用させていただきました。

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↑中華圏の旅行客の間でスキーの人気が年々増加している。写真は安比高原スキー場。

―― 陳氏の実際のご活躍を教えてください。

本田氏:入社してはや2ヶ月経ちますが、元気に頑張ってくれています。入社当初は日本国内で自社リゾートの見学・本社の海外営業部との打ち合わせを中心にOJTで1ヶ月程教育し、今は現地拠点の立ち上げ、新規開拓に従事してもらっています。もともと同業界での営業経験があった方を採用したこともありますが、期待以上のパフォーマンスを発揮してくれています。

―― 「期待以上」とのことですが、採用前と採用後で陳さん(外国籍人材)に対する期待にどういった違いが生まれましたか?

本田氏:外国籍の方を雇用するのは初めてではないため、コミュニケーションの面については不安はありませんでした。しかし、今回のように、現地にマネージャーがいない中で、自立的に行動することが求められるポストでの採用は初めてでしたので、マネジメントの面で不安はありました。蓋を開けてみると、陳さんは想像以上に自立的かつ精力的に活躍されているので、一安心いたしました。

専門家に聞くことで素早く正確な情報収集が可能

―― これから外国籍人材の採用に取り組む人事担当者にアドバイスをお願いします。

本田氏:文化的背景の異なる方の採用にはどうしても不安が多いと思います。私も最初は、どう業務を進めていけば良いのか、面接で良い人を選べるだろうかという不安がありました。しかし、紹介会社のお力をお借りしたり、実際に数多く面接をしていく中で、どのような方がいて、どのように採用を進めていけば良いのか道が見えてきました。多くの不安は専門家への相談や、実際に場数を踏むことで解消できるものです。まずは関連情報を収集し、専門家に相談してみることです。情報をある程度収集したら、実際に面接を重ねていくことで、どういうスキルを持った人材がいて、どのくらいの日本語レベルなのかという知見が徐々に蓄積されていきます。私も短期間に数をこなすことで、満足の行く採用を行うことができました。

新規開拓分野で成果を出し、信頼感を高めていきたい!陳氏インタビュー!

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↑ 台湾現地拠点営業担当者の陳 冠宇氏

―― 現職の求人に応募した理由を教えてください。

陳氏:「台湾現地旅行会社への営業」という職務内容に惹かれました。というのも、私には台湾の旅行会社への営業経験があり、業界について熟知しているという自負があったからです。現在の仕事の募集広告を見つけた際に、この仕事なら今まで培ってきた知見を生かし、活躍できるのはないかと考え、応募しました。

―― 実際に就労されてみていかがでしたか?

陳氏:実際に働いてみると、想像以上に、タフな道のりになることが分かりました。自信を持っていた業界に関する知識も、視点や考え方が微妙に異なります。企業の文化に馴染むことや、単独で営業活動を切り開いて行くことなど、解決すべき課題が山積していますが、少しでも早く成果を出せるように、全力で自分の仕事に取り組んでいます。

―― 今後の目標を教えてください。

陳氏:新規開拓分野で成果を出し、信頼感を高めていきたいと思います!

▶ 陳 冠宇 (チン カンウ)

株式会社岩手ホテルアンドリゾート 台湾現地営業担当者

2019年2月に岩手ホテルアンドリゾート入社。台湾営業拠点の立ち上げから、現地取引先開拓を担当。

 

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↑夏のホテル安比グランド

<引用写真>

施設名/ホテル安比グランド

住所/〒028-7396岩手県八幡平市安比高原

電話:0195-73-5011(代)

URL:https://www.appi.co.jp/stay/hotel_appi_grand

編集後記

今回は台湾現地営業担当である陳氏の採用に関して、株式会社岩手ホテルアンドリゾート戦略採用担当の本田氏にお話を伺いました。次回はより高い視座から、同社のインバウンド旅行客獲得戦略とその背景や、外国籍人材雇用に関する業界と人事の課題を伺います! 後編へ

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株式会社岩手ホテルアンドリゾート 人事本部 戦略採用担当者

2018年に岩手ホテルアンドリゾート入社。一般的な採用のみならず、戦略的な採用を担当。