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更新日:2020/07/09

目次

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株式会社岩手ホテルアンドリゾート

人事本部 戦略採用担当者 本田 大介

2018年に岩手ホテルアンドリゾート入社。一般的な採用のみならず、戦略的な採用を担当。

本田氏 1 岩手ホテルアンドリゾート戦略採用担当の本田大介氏


今後ますます増加が見込まれるインバウンド旅行客の呼び込み強化は、日本のホテル・旅館に不可欠な戦略です。株式会社岩手ホテルアンドリゾートにおいて、経営戦略から逆算し、必要な人材を獲得する、その重要な責務を担っているのが戦略採用担当の本田大介氏です。夏期のコンテンツ強化を目的として発足した自社ダンスユニット
WHITE BIRCH」一期生の採用や、台湾営業拠点の立ち上げを担う現地営業担当者の採用(前編で詳細をご紹介)など、同社の成長に欠かせない人材の採用を手掛ける同氏に、同社の海外戦略の背景と、業界が抱える外国籍人材雇用の課題について伺いました!

中国には今、スキーブームの火種がある。

ーーインバウンド旅行客の獲得に全力を注ぐ理由を教えてください!

本田氏:楽天トラベルが発表した2018年訪日旅行(インバウンド)人気上昇都道府県ランキングでは、岩手県が3位にランクインし(1位鳥取、2位福島)、中でも「安比高原・八幡平・二戸」エリアは、前年比+453.8%(約5.5倍)と人気急上昇中です。ここ2年で都市から地方に客足が推移してきたのは、中華系インバウンド旅行客の目的が「爆買い」に象徴される「モノ消費」から「コト消費」へ変化してきていることにあります。特に中華圏の方がスキーを始めたのはここ1,2年のこと。そもそも中国ではほとんど雪が降らないため、中華圏の方でスキー経験がある方は稀でした。日本のスキーブームの歴史を紐解くと、映画「私をスキーに連れてって」がブームになったのが、約30年前。40代以上の方には、東京から日帰りスキー旅行に行くことが爆発的に流行った当時のことを懐かしく思う方が多いでしょう。今の中国はこの時と同じ状況。これから中国には間違いなくスキーブームが来ます。スキーをやり始めたら10年くらいは飽きないですから(笑)

安比高原スキー場

↑安比高原スキー場「WS TOPSウィンタースポーツ賞」受賞、日本で唯一トップ10入りを果たした。

アジアの経済的成長による客層の変化

ーー現在スキーができる中華圏の方はかなりの経済力をお持ちなのでは?

本田氏:おっしゃる通り、中国は現在富裕層と、下流層に二分されています。従って、日本に旅行に来ている方は中国の中でも湾岸部の富裕層の方がメインです。今後下流層の経済力が底上げされ、海外旅行をし始めます。これは日本の中間層が海外旅行を志向するようになったという歴史を見ても明らかです。

また、今年の秋に仙台にもバンコク(タイ)便ができます。弊社では、タイ語ネイティブの方を一人雇って、タイのお客様向けにホームページを作成中です。今後タイとの定期便がより活発になることを予見し、先手を打っています。タイに限らず他の東南アジア諸国からも、経済発展によって旅行客数が増えていくことが予想されます。

 

安比高原ボーディングスクールが2022年に開校する

ーー他に何か追い風となるニュースはございますか?

現在、英国式のインターナショナルスクール(大学前の11歳から18歳を対象とした7年全寮制のスクール)を安比高原スキー場に隣接して作るという一代プロジェクトが進行中です。全校生は計940人を予定しています。そのうち半数を日本人、残りは中国・韓国・台湾・香港等の東南アジア地域から生徒を募集します。

英国の名門私立校ハロースクール

↑英国の名門私立校ハロースクール

生徒の半数を日本以外のアジア各国から呼ぶのであれば、当然学校の下見のためや、就学中の子供に会うために、当該諸国からの宿泊数が増加することが予想されます。これも追い風になると考えています。

スキー場などで知られる岩手県八幡平市の安比高原に、2022年8月、インターナショナルスクールが開校する。岩手ホテルアンドリゾート(盛岡市)が進める八幡平一帯の国際化構想の一環で、英国の名門私立校ハロースクールと提携する。

出典:朝日新聞オンライン

外国籍人材雇用の課題

ホテル安比グランドロビー

↑ホテル安比グランド リニューアルされたフロントロビー。海外からのVIPを対応できるように、中国語ネイティブスタッフを採用している。

業界全体として必要なことは、外国籍の方が馴染みやすい環境づくり

弊社も含め、地方ホテルには、日本人のスタッフだけで運営してきた4,50年の歴史がある場合が多いです。例えば、弊社は現在外国籍の方が20名程在籍していますが、この方々はここ数年で入社しています。現行の人事制度は、新卒入社した日本人が終身雇用されることを前提に作られたものです。これを中途採用の外国籍の方を適正に評価できる制度に変えて行く必要があります。

他業界との人材争奪戦

再度日本の歴史を紐解くと、今から2、30年前は、サービス業(ホテル業)は非常に人気がありました。しかし現在はホワイトカラー職に人気が移り、日本人の採用は難しくなりました。そのため特定技能の新設に象徴されるように、外国籍の方を頼ることになったわけです。正直、現在外国籍の方の募集は難しくありません。しかし、今後日本と同様に日本で就労している外国籍の方においても、ホワイトカラーへの希望職種の変遷が生じてくるのではないでしょうか。

人事としての課題は採用ではなく定着

本田氏 2

私としては、外国籍の方を採用することは、一般で言われているよりそんなに大変じゃないと思っています。人事担当者の多くが障壁と感じていることに、ビザと言葉の問題があります。そのうち、言葉に関しては既に問題ではなくなってきていると感じます。日本で働きたい外国籍の方は日本語がある程度話せますし、通訳アプリ等の利便性も高まっています。

日本の方を採用する場合と外国籍の方を採用する場合の違いは、就労の際の距離の問題、ビザ手続きの工数及び内定後のオファー面談(30〜40分)の3点です。

ーーオファー面談とは何でしょうか?

本田氏:弊社の情報を提供したり、内定者の感じている不安をヒアリングすることで、お互いの信頼関係を高め、内定後の辞退を防ぐための面談のことです。オファー面談の必要性は業界・業種によって異なります。私は前職でゲーム会社の人事をしていましたが、日本のゲーム会社は内定後のフォローアップはさほど必要ありません。例えば、外国籍のエンジニアを採用すると、日本のゲームが好きなので、内定を出したら必ず会社に来てくれました。一方でホテル業界は、内定を出しただけでは、実際に来てくれるか分からないという難しさがあります。

ーーオファー面談では具体的にどんなことをお話されるのでしょう?

本田氏:なぜ弊社なら他社とは違って、新しい環境(日本)に馴染見やすいのか、という点について、実際に多数の外国籍人材を受け入れているという実績を含めて説明します。

外国籍人材専門の紹介会社を利用するメリット

ーー外国籍人材専門の紹介会社を利用することについてのお考えを教えてください!

本田氏:ビザの申請や、内定後のオファー面談など、外国籍の方を採用する際に必要な仕事を高い精度で担ってもらえることです。一番の課題が内定後に辞退されることである中で、環境面、待遇面等について、なぜ弊社が良いのか外国籍の方により適切に伝えることができ、かつ、そこにかけていた時間を別の仕事に使えることです。専門にしているだけあって、各国の方がどんな条件を求めているのか、ツボを理解してしていたり、その外国籍の方の母国語でコミュニケーションを取ることができたりという点が強みだと感じています。

ーー貴重なお話ありがとうございました!

冬のホテル安比グランド

↑冬のホテル安比グランド

<引用写真>

施設名/ホテル安比グランド

住所/〒028-7396岩手県八幡平市安比高原

電話:0195-73-5011(代)

URL:https://www.appi.co.jp/stay/hotel_appi_grand

編集後記

ホテル・旅館業界では、今後ますます増加が予想されるアジアからのインバウンド客獲得に向け、営業体制ならびに受け入れ体制を構築することが急務となっています。そんな中、株式会社岩手ホテルアンドリゾートの海外成長戦略は多くのホテル・旅館業者にとって非常に参考になるものではないでしょうか?

※外国人雇用を実際に始めるための手続きについては下記の記事をご参照くださいませ!

外国人雇用に必要な手続きとその注意点とは?

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