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AI教育の最前線企業に学ぶ、令和時代に企業がとるべきAI人材獲得戦略!

目次

今西さん1↑ 株式会社キカガク取締役副社長 今西 航平氏

突然ですが、株式会社キカガクをご存知でしょうか?

同社は「感動的な学びを世界に届ける。」を理念に掲げ、AI・機械学習領域における教育事業を展開しているベンチャー企業です。2017年の設立以来、日本マイクロソフト株式会社との共催セミナーや経済産業省の「第四次産業革命スキル習得講座」に複数講座が認定されるなど、急成長を遂げています。ビジネス領域だけではなく、東京大学や東北大学、長岡高専といったアカデミックな領域にも教育を展開し、AI人材育成を推進しています。


今回は代表取締役社長の吉崎氏と共に同社を加速度的に成長させ、本年の1月に副社長に就任された今西航平氏に、企業がとるべきAI人材獲得戦略をお聞きしました!

AI技術を利用して何を実現したいのかを決めることが第一歩

今西さん4

ーーAI技術を活用できる人材を年間25万人育成するという政府方針が発表されるなど、AIに関する話題が耳目を集めています。そもそも企業に必要な「AI技術を活用できる人材」とはどういった人材なのでしょうか?

今西氏:「AI技術を活用できる人材」は非常に不明瞭な表現です。例えるならば「スポーツ選手」のような総称的な表現なので、明確な定義をせずに採用を進めると、「野球選手が必要なのにサッカー選手を採用してしまった」なんてことが生じます。ですから企業はまず「自社でAI技術を利用して実現したいこと、つまり、AI活用の目的」及び「その目的達成のためにはAI技術の中でも何を専門としている人材が必要なのか」を決める必要があります。

ーー まずは自社のニーズを明確にする必要があるのですね。

今西氏:その通りです。ですから企業が最初に獲得するべき人材は、AIとビジネスの双方に関する理解があるだけではなく、自社のどこに課題があり、その課題解決の手段としてAIが適切なものであるか、AIが適切な手段であれば、どの領域を専門にした人材が必要なのかを判断できる方です。実際にビジネスを進めて行く中でもエンジニアサイドとビジネスサイドとの橋渡しを担う重要な存在であり、確保が難しい人材でもあります。

企業がAI人材を獲得する手段は大きく3つある

今西さん2

ーー 企業がAIに精通した人材を獲得する手段を教えてください!

今西氏:企業がAIに精通した人材を獲得する手段は大きく3つあると思っています。具体的には、採用、育成、業務委託です。それぞれに関しての現状をお伝えします。

ーー お願いします!

今西氏:まず採用についてですが、新卒、中途で採用しようと思っても、そもそも日本にはAIに精通した人材の母数が少ないです。またプロフェッショナルであればあるほど、研究好きがこうじて院卒後も研究所に残ったり、あるいは大学を卒業しても企業の研究機関に所属したりするなど、なかなかビジネスの現場に回ってきません。強く共感できるビジョンや事業を打ち出していたり、かなり高い報酬を得られたりなどの強い利点がなければ、企業がそういった方を採用するのは難しいでしょう。多くの企業がそのような人材を欲している状況なので、熾烈な人材獲得競争に巻き込まれることになります。

ーー 何か解決策はございませんか?

今西氏:あくまで一案ではありますが、母数を広げるために国内だけではなく、海外に目を向けることです。AIの最先端を行くベンチャー企業では外国籍人材と共創していくことはもはや当たり前になっています。一方で昔ながらの日本企業には外国籍のエンジニアが少ないという印象があります。外外国籍の方との間で生じる問題のほとんどがコミュニケーションだと思いますが、最近は多くの企業で英語を話せる人材も増えてきていたりと、徐々にその障壁は小さくなってきているのかなと思っています。

ーー 優秀な外国籍エンジニアは集まりにくいのではないですか?

今西氏:そこは採用戦略次第だと思っています。実際に私の知っているAI技術を強みとする企業は、アジア圏出身の優秀なエンジニアをどんどん採用しています。特にベトナム出身の方ですとか、中華圏出身の方が多いですね。

ーー アジアに目を向けることが大切なんですね!

AI人材の育成は実はそこまで難しくない

キカガクセミナー↑セミナーの様子

ーー それでは次に育成について教えてください。

今西氏:育成は難しいと思われていますが、実はそんなことはありません。そのギャップ次第では、半年から1年位で実務ができるレベルにはなると思っています。もちろん、育成にかけられる時間次第でもありますが。

ーー 普通のビジネスパーソンはどのくらい学習すれば「橋渡し」ができるようになるのでしょうか?

今西氏:本業が忙しい方で半年から1年。ある程度まとまった時間を投資することができる方であれば2、3ヶ月ほどで重要な部分を網羅的に学ぶことができます。もちろん、実務での経験が重要になってくるのは言うまでもないですが、基礎的な土台作りであればできると思っています。

ーー かなりスピーディに学ぶことが可能なのですね。

今西氏:ただし独学ですと、情報の重要度が判別できず非効率な学習となる可能性が高いです。どんな学習でもそうですが、効率的に学習するには、最初にその科目の幹となる部分を抑える必要があります。幹さえ抑えてしまえば、残りの枝葉の部分は独学でも効率よく理解することが可能です。教科書は全ての情報を網羅的に羅列しているに過ぎませんので、どれが幹となる情報か判別できず労力がかかりすぎて挫折してしまうことが多いです。

ーー 忙しいビジネスパーソンであれば最短ルートで学習したいですよね。

今西氏:私たちはセミナーを通してこの幹を確実に抑えてもらえるように全力を注いでいます。例えば一つの講義を作りあげる際も、最初にその時間に到達したいゴールを決めます。そしてそのゴールに到達するために必要となる情報を洗い出します。最後にゴールからみて必要度が低い枝葉の情報を慎重に削ぎ落としていき、幹となる情報が最も伝わりやすいストーリーとなるように調整します。試行錯誤を繰り返してきたことで、AIに関してはもちろんのこと、普遍的な「教育力」にも自信を持つことができました。

ーー 最後に業務委託について教えてください!

今西氏:業務委託のメリットはプロフェッショナル集団を使えるということです。ただし、プロフェッショナルに任せれば良いという安易な気持ちで利用すると失敗に終わる場合が多いです。社内にAIについて深い理解がある方がいて、かつその方にディレクション能力やビジネスセンスがないと目的を達成することは難しいと思います。また業務委託する企業と交渉ができず、条件面で不利になる可能性があります。

ーー やはり最初にAI技術とビジネス実務の双方に精通した人材を獲得することが、その後の採用、あるいは業務委託においても鍵となるのですね。

素敵な学びの環境を提案し続けていきたい

今西さん3

ーー 最後に会社と今西さんのビジョンを教えてください!

今西氏:当社は、「感動的な学びを世界に届けること」を目指しています。最初に事業をスタートした時は大企業向け事業に広げていきましたが、現在では弊社の代表が東大で教鞭をとっていたり、私も来週から東北大で授業を受け持ったりと、ビジネス領域から対象がアカデミックなところにも広がっていきています。これからも、既存の枠組みにとらわれず、試行錯誤しながら、学びたい人に対して素敵な学びの環境を提供し続けていきたいと考えています。

ーー 今回は貴重な機会をいただき誠にありがとうございました!

編集後記

今回はAI教育の最前線を走る株式会社キカガクの今西副社長に、企業が取るべきAI人材採用戦略についてお聞きしました。AIの活用を考える企業が最初に着手するべきは、AI技術、ビジネス実務双方に明るい人材の確保です。最初の一手としてキカガク様のセミナーを活用し、自社の人材を教育してみてはいかがでしょうか。また、AI人材を「採用」したい場合にはアジアに目を向け、国籍に囚われない採用戦略を取ることが母数確保に必要不可欠と言えそうです。

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今西 航平 (イマニシ コウヘイ)

株式会社キカガク 取締役副社長

東京理科大学在学中に株式会社キカガクに1人目の正社員としてジョイン。世界的に有名なeラーニングプラットフォームUdemyにて4,000名以上の受講生に講座を展開。社内では、法人研修講師や社内外講師の育成、マーケティングから経営まで幅広く携わる。2019年1月取締役副社長就任。

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