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優秀なフィリピン人英語講師を育成し、圧倒的な顧客満足度を実現したマネジメントの秘訣とは?(後編)

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  ↑MeRISE英会話のフィリピン人講師

MeRISE英会話渡辺取締役へのインタビュー後編です!前編では優秀なフィリピン人講師が育つ「仕組み」についてまとめましたが、後編では講師のモチベーションを維持する「リーダーシップの秘訣」についてまとめていきます!

リーダーシップの秘訣はシンプルで明確なメッセージを繰り返し伝える事

後編1

↑MeRISEの渡辺和喜COO

ーー 素晴らしい講師を育成する「仕組み」については理解できましたが、実現にはモチベーションを高める働きかけが必要だったと想像致します。どのようにして文化的背景の異なる講師の方々をマネジメントされてきたのでしょうか?

渡辺氏:確かに現在のレベルまでサービスの質を高めることは非常に大変でした。当初は時間に対してルーズであったり、すぐ休んでしまったりという基本的な課題もありました。それはフィリピン人だからというか、日本人が世界的に見ても規律を守ることに対する意識が高いためにルーズに感じてしまうのです。

ーー どのように改善されたのでしょうか?

渡辺氏:実はフィリピンの方にはプライドを大切にしている方が多いので、頭ごなしに怒るのではなく、プライドを尊重するような声かけを意識しました。例えば遅れてきた方に「それってプロフェッショナルとしてどうなんだろう?」と質問します。すると、「プロフェッショナルは遅刻しません。私はプロフェッショナルだからもう遅刻しません!」と自分で自分を律することができるようになります。

他にも仕事にプライドを持ってもらうために、自分達はプロフェッショナルであり、教育のクオリティの高さが強みだということ、またファミリーとして、全員でナンバー1を目指すということのような短いメッセージを繰り返し伝え続けました。私は英語ネイティブではないため細かいニュアンスを伝えることはできません。そこでシンプルで明確なメッセージを何回も何回も繰り返し、ベクトルを合わせることに注力しました。

以上のような取り組みを継続した結果、徐々に「クオリティで妥協したら先生をやめる」と言う方も出てくるほどに弊社のバリューが浸透していき、モチベーションの高いプロフェッショナルな集団に生まれ変わっていきました。

フィリピン人講師100人と日本でオリンピックを観る!

後編2

↑ MeRISE英会話のフィリピン人講師陣

ーー 2020年までに100人のフィリピン人講師を日本に連れてくるというビジョンも仕事に誇りを持ってもらうことに繋がっているのではないでしょうか?

渡辺氏:これは2016年に日本での事業を開始するタイミングで宣言しました。当時先生方は、数人を日本に送って終わると思っていたと思います。ただ、僕らがしたいのはフィリピン人材がグローバルスタンダードで通用する人材であることを証明すること。それを先生方に示すために、「最低でも100人以上フィリピン人講師が日本で働ける環境を作ります。そして先生方はそのパイオニアになりましょう。」と約束しました。

ーー 素晴らしいですね!2020という数字には何か理由があったのでしょうか?

渡辺氏:2020年というのは東京オリンピックを100人の先生たちと一緒に観たいからです。オリンピックのおかげで、より会社のビジョンが伝わりやすくなっていると感じています。

ーー 2030年には2万2千人のフィリピン人講師を日本に連れてくるというビジョンも拝見いたしました!

渡辺氏:2030年ビジョンは、100人で終わりじゃないと先生方に示したいという思いから設定しました。2万2千という数字は日本の小学校の数で、最終的には小学校1校に対し1人フィリピン人講師を送り込みたいと考えています。なぜなら、もし本当に「良いところを褒めて伸ばす」というフィリピンスタイルで幼少期から英語を学ぶことができれば、日本人の英語に対するバリアがなくなり、日本を「誰でも英語が話せる国」に変えることができると思っているからです。そのビジョン達成の前段階として、精度の高いフィードバックをいただけるビジネスパーソンを対象に事業を行い、「教育力」の研鑽をしています。

ーー 素晴らしいビジョンですね!

渡辺氏:分かりやすいミッション、ビジョン、コアバリューを全員が言えるまで、繰り返し、真剣に伝えてきたことで、「この会社で一生懸命に働くことで、もしかしたら私たちはフィリピン人のイメージを変えることができるかもしれない」と自分たちの仕事に誇りを持ってもらえるようになりました。

グローバル化に対応するためは「とにかくまず一名外国籍の方を採用する」と決断すること。

後編3

ーー 最後にグローバル化に対応したい、職場のダイバーシティを進めて行きたいと考えている企業に対してメッセージをお願いいたします。

渡辺氏:無計画でもいいので、まず一人採用することです。日本人は完璧な準備ができるまで行動を起こさないことが多いですが、はっきり言って完璧な準備をすることは不可能です。採用することが決まれば、本気になって受け入れの準備を始めます。その方が同じ準備をするにも生産性が高いですし、実際に外国籍の方が職場に就いてから必要な制度などが見えてくることもあります。当社でいうと、最近台湾国籍の方を一名採用しました。すると、飲み会の席までその方を気遣って英語で話すようになりました。これは大変ではありますが良い変化だと思います。本気でグローバル化への対応を考えているのであれば、とにかくまず一名外国籍の方を採用すること。既存の社員にもいい刺激になりますし、基本的にデメリットはないと考えています。準備よりも決断です。

ーー大変勉強になるお話をいただき誠にありがとうございました!

編集後記

今回は「フィリピン人に対するイメージを変える!」という熱い志のもと、英会話教育事業に取り組んでおられる渡辺氏にインタビューをさせていただきました。取材にあたり筆者も授業を体験してきましたが、これがフィリピンの方特有のホスピタリティなのでしょうか、終始楽しい雰囲気であっという間に時間が過ぎて行きました。また、ただ楽しいだけではなく、徹底的にアウトプットを求められます。英語力を向上させたいビジネスパーソンにとって間違いなく費用対効果の高い投資になると感じました!

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渡辺 和喜 (ワタナベ カズキ) 

大学在学中ウェディングプロデュース会社を設立し、代表取締役に就任。地方特化型投資銀行にて、経営戦略コンサルタントとして、数十社の経営支援、経営者育成、M&Aサービスに従事。支援先の取締役も歴任。2012年にMeRISE株式会社(旧:ユナイテッド・リグロース株式会社)を創業

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