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「いいリーダーが育つ秘訣は愛情です。」アフェクトエンジニアズの宇戸口社長の外国人スタッフに対する想いに迫りました!

目次

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↑ 一番右が宇戸口社長。今年の4月にインドネシアにて技能実習生3名を採用された際の写真

千葉県君津市に本拠を構える有限会社アフェクトエンジニアズは産業機械の据付け・整備及び保全業務で高い信頼を得ている会社です。同社は「機械組立仕上げ作業」で2016年8月から現在までにベトナム人技能実習生5名を受け入れ(更にインドネシア人3名を受け入れ予定)、就労ビザ資格保持者のダンさん(ベトナム出身)をスタッフ採用しました。今回は千葉県君津工場に技能実習生のチームを最初に導入するなど、常に時代の先陣をゆく宇戸口氏に、技能実習生の受け入れや、就労ビザ資格者のスタッフ採用に関する想いを伺いました!またダンさんには同社で働き始めた経緯や日本の良い面悪い面について教えていただきました。

東南アジア出身のリーダーが活躍してるチームは最高にかっこいい

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↑右が宇戸口社長、左がダンさん

ーーまず最初に技能実習生の受け入れと就労資格保持者のダンさんの採用の経緯を教えてください!

宇戸口社長:おかげさまで現在は受注できる仕事の3倍のオファーをいただきます。しかし仕事はあるのにスタッフが足りない特に若者が定着してくれないのが悩みでした。日本人の若い子は「休みがあって定時に帰れる会社が良い」と言います。「それじゃ給料安いじゃん?」と聞くと、「給料は高くなくてもそこそこもらえれば良い」と言い、「偉くなりたくないの?」と聞くと、「責任はいらない」と言うんです。うまいことを言って入社してもらってもすぐ辞めてしまうので、厳しいことを言うと希望者の8割くらいが辞退する感じです。採用しても定着率は低く、若い技術者は減る一方です。

ーー厳しい状況なんですね。。。

宇戸口社長:その点技能実習生達は頼りになります。少なくとも3年は頑張ってくれますので。ただ制約が厳しいなとも思います。法律を変えることはできないから、お互いのメリットがあるうちは活用したいです。ただ、就労ビザ資格者の場合は違います。日本人と同じように、現場から三年計画で這い上がり、チームリーダーに育って欲しいと考えてます。

ーー東南アジア出身のリーダーを育てたいと仰ってましたね。

宇戸口社長:日本人を圧倒するような実力をつけて、日本人を率いるリーダーになってほしいと考えてます。正直、東南アジアの方は色眼鏡で見られてしまうことも多いです。客先には「外国人ダメだ」とおっしゃる方もいます。理由は日本語が喋れないからダメだと。いや日本語喋れますよというと、就労証明書がないとダメだという。就労証明もとりますし、スキルも高いですよと言うとそしたら考えると言ってきました。ダメな理由をこれから考えるのかと、話にならないと思ってその会社との取引は2年前から断るようにしています。当社の外国籍スタッフにはそういう逆境に対して、毅然とした態度で努力を続け、実力で見返してほしいと思っています。

ーー日本人を率いる外国人リーダーかっこいいですね!

宇戸口社長:君津製鉄所に最初に外国人を入れたのが弊社です。その時期から色んな会社が技能実習制度を採用し始めて、製鉄所全体では二百人くらいまで増えたようです。ただ、インドネシア人やベトナム人でチームリーダーを担うスタッフは居ないと思います。ですので、そういった体制のパイオニアにもなりたいですね。

実習生の目的に感じる歯がゆさ

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↑赤いヘルメットを被っているのが技能実習生

ーー実習生はどのような仕事を担っているのでしょうか?

宇戸口社長:実習生には最初は補助業務を依頼し、日本語・技術力双方の上達に合わせて徐々に難易度の高い仕事を任せるようにしています。ただ、残念なのが、日本に来て徐々にハングリー精神が消えていくように感じます。例えば、言われたことだけをやって、あとは時間が過ぎれば自動的にお金が入ってくると考えるようになってしまいます。当初に比べて、「絶対技術を身につけて帰るぞ、日本語能力を向上させるぞ」という意欲が感じられない場合が多いです。多くが、3年間日本で働いてお金を貯めることが目的になっているように感じます。個人の意識の問題なので仕方がないですが、「技術を身につけて母国に帰りたい」と言う最初の約束とは違ってきていることを残念に思います。

ーー求めるものが目先のお金だけになってしまいがちなんですね。

宇戸口社長:日本で真剣に技術を学び、日本語を一生懸命に勉強して、技術を身につければ、帰国後、独立開業も可能だと思います。頑張ればそれが実現できるのに、ビジョンの不一致が残念でしょうがないです。個人的には、技能実習3号と特定技能を合わせて10年くらい修行すれば良いのにと思っています。そこまでやれば、母国で独立の道もより見えてきます。しかし、本人の意思を無視してそれを求めることはできないので、ビジネスライクな付き合いで終わってしまうのが実状です。実習生は3年間である程度のお金を貯めることができますが、それ以上の成長はできないのが現状だと思います

ーー歯がゆいですね。

宇戸口社長:また、ここで技術を身につけることにもっと誇りを持って欲しいと思います。機械を整備する技術は日本が一番と考えます。世界で一番優れた機械を作る技術を持っている日本が、整備の技術も一番なんです。そう思って私は仕事をしています。そこに共感してくれる外国人が出てくればもっと面白いと思いますね。

リーダーが育つ理由は自分の家族と思って愛情をかけるから

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↑快くインタビューに応じてくださった宇戸口社長

ーーアフェクトさんではリーダーがよく育つとお聞きしました。

宇戸口社長:よくお褒めいただきます。理由を聞かれますが、「愛情ですかね!」と答えます。他に理由はないと思いますね。細かいノウハウというよりは、自分の家族と思って、成功して欲しいと信じることです。だから上昇志向を持つことができると思います。

ーー分からないことは丁寧に教えることを心掛けているんですよね。

宇戸口社長:「仕事は教わるんじゃない、見て覚えるんだ」という方もいらっしゃいますが、私はそうは思いません。リーダー達には、一生懸命頑張って学ぶ意欲がある者にはどんどん教るように言ってます。「教えると抜かされる。」という危機感を持つリーダーも他社には居るようですが、教える方も成長できると思うので、うちは全力で教えてきました。自分のチームの成長機会を失うのはもったいないですからね。

ーー外国籍人材にも丁寧に教育されるのはそういう想いがあるからなんですね。

宇戸口社長:そうですね。受けた教育を生かして、様々な制約のあるお客様の依頼を、どうベストを尽くすのかと考えれば、より成長ができて、もっと仕事が面白くなると思いますから。ただ言われたことだけ工夫もなくやっている仕事は面白くないですしね。その点をもっと理解してもらえたら嬉しいですね。

ーー大変勉強になるお話ありがとうございました!

将来のリーダー候補のダンさん(就労ビザ)にインタビュー!

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↑アフェクトエンジニアズの新卒社員ダンさん

ーー来日されたご経緯を教えていただけますか?

ダンさん:もともとはベトナムで自動車整備の仕事をしていました。一度、日本の高い技術を学んでみたいと思い、日本への留学を決意しました。当初は自動車整備の学校に行こうと思っておりましたが、学費があまりに高かったため、ロボット・電子機器制御の専門学校に入学しました。自動車整備に入れなかったことは残念ですが、ものづくりが好きなのでロボット作成も非常に刺激的でした。

ーー学費の問題で自動車整備に入れなかったことは残念でしたね。学費は貯金からまかなわれたのでしょうか?

ダンさん:学費は貯金と父からの援助で賄いました。生活費は居酒屋でアルバイトをして稼ぎました。僕はタバコもお酒も買わないのでお金はたまり学業に専念ができました。

ーーどのような経緯でアフェクトエンジニアズさんに入社することになったのでしょうか?

ダンさん:就職活動をしている際に、リフト株式会社とのご縁があり、複数の企業をご紹介してもらいました。その中でアフェクトエンジニアズさんが最も興味がある仕事だったので、入社を希望しました。就職活動中に、多くの日本人にあってきましたが、宇戸口社長ほどあたたかい方に会ったのは初めてです。分からないことを聞いても丁寧に教えてくださるので、安心して質問することができます。アフェクトに入社できて本当によかったです。

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↑こだわりのオフィス

正直日本人に対するイメージはあまり良くなかった。

ーーこれまでは日本人に対するイメージが良くなかったのでしょうか?

ダンさん:はい。特に居酒屋のアルバイトにはあまりいい思い出がありません。その当時は日本語があまり話せなかったため、後輩にも日本語についてバカにされたり、からかわれたりしました。同じような思いをしている外国人もたくさんいると思います。そういった日本人がいる中で、僕はこの会社に入れて、宇戸口社長に会えて本当によかったです。

ーー素晴らしい出会いがあって本当によかったですね!

ーー現在はどんな仕事をされているのですか?

ダンさん:機械保守エンジニアとして、工場の機械整備を担当しています。入社して3ヶ月が経ち、少しずつ技術に対する理解が深まってきました。技術の勉強は本当に面白いと思います。

ーープライベートでは日本のどんなところが良いと思いますか?

ダンさん:日本の生活はやっぱりいいですね。便利だし、ずっと住みたいと思っています。欲しいものがあればスーパーですぐに買えますし、行きたい場所には電車とバスですぐに行けますしね。ベトナムの交通網は日本ほど緻密ではありません。ハノイからホーチミンの電車は一本のみ、時間にしてなんと12時間もかかりますからね。

ーー日本は新幹線なども発達していますからね。よろしければ今後の目標を教えてください!

ダンさん:この会社でもっと活躍できるようになりたいと思っています!

ーー色々なお話をお聞かせくださりありがとうございました!

ダンさんプロフィール

職務内容:機械保守エンジニア

在留資格:技術・人文知識・国際業務

ベトナムで車の修理工場に勤めていたが、日本の高い技術を学ぶために来日、早稲田文理専門学校に入学。自動ロボットを作成。卒業後も引き続き日本でものづくりに携わりたいと思い、機械保守エンジニアのアフェクトエンジニアズに入社。

 

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特定技能の要点

 
宇戸口 賢

有限会社アフェクトエンジニアズ 代表取締役 / CEO

20歳で親の残した2億の借金を負うも、不屈の闘志で仕事に励み、現在の規模まで会社を成長させる。信頼を獲得し、請け負える業務量の3倍の依頼がくる今日でも尚精力的に次の時代を担うリーダーの育成に取り組んでいる。

 

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