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外国人ITエンジニアを採用するメリットとデメリットとは?

目次

これまで外国人ITエンジニアの雇用には慎重で、できる限り生え抜きの人材を教育して新技術に対応しようとしてきた企業も、徐々に外国人ITエンジニアの採用に乗り出しはじめました。

企業は外国人ITエンジニアの採用するとどのようなメリットがあるのでしょうか。

実際に外国人雇用を開始された企業様のお話を聞いて行く中で見えてきた、メリットと、ここがネックになっているなというデメリットをご紹介します!

外国人ITエンジニアを採用するメリット

外国人ITエンジニアを採用することの最大のメリットは、

最先端の技術に乗り遅れなくなること

です。

IT分野というのは技術流行の変化が速い分野です。読者の皆さんは肌で実感しているところかと存じますが、Webアプリケーションでフロントエンドのライブラリの使い方を覚えても3年も経てば覚えた知識が枯れた技術になっていることはザラにあります。

逆に言えば、その技術が盛んな言語やコミュニティに精通しているエンジニアがいれば素早く流行の技術にキャッチアップすることができるということです。ITにとって情報収集のスピードは命です。

日本人ITエンジニアの情報源は?

それでは、日本人のITエンジニアは普段どのように情報収集しているのでしょうか?

一般的な日本人のITエンジニアが活用する情報源は下記の3点です。

①日本語のドキュメント
②英語で発信された情報
③英語圏で出版、発信された情報の日本語訳(Railsチュートリアル、O’Reillyなどの技術書)

現在は、

プログラミングの共通言語はC言語でも、Pythonでもなく、英語である。

と言われるほど、GitHubのREADME、Stack Overflowの投稿、コンピュータサイエンスの論文は英語が圧倒的な地位を占めています。都内のどの大型書店に行っても、技術書のコーナーに並んでいるのは英語で書かれた本の邦訳書です。他の言語が原本の本は一冊もありませんでした。

Handsome male student picking a book in a library

↑出典:shutter stock  (写真はイメージです。)

中国のIT技術に対応できる

しかし、技術の発展は英語圏だけではありません。

特に隣国中国の発展には目を見張るものがあります。ATB、アリババ、テンセント、バイドゥの上位3社を筆頭として、5G、人工知能、クラウド、ビックデータなどのコア技術を絶えず作り出しています。2019年に中国のlTトップ100社が保有する発明による特許は6万件に近いとされています。

その他下記のような中国語の情報サイトでも絶えず新サービスや新技術に関する情報がアップされています。

・中国版「Techcrunch

・中国版「engadhet

・「36Kr

・「TechOrange

情報感度の高い日本人ITエンジニアの中には中国語を学んで、情報収集に努めている方がいらっしゃいますが、ビジネスサイドからすれば、慣れない中国語で情報収集するよりも英語での情報収集に専念してもらい、中国語の技術情報は中華圏出身の中国語を母語とするエンジニアを採用した方が効率が良いでしょう。

新しい技術が盛んに研究、開発、実装されている文化圏の言語を知っているかどうかは死活問題になります。既にスケールした技術を扱うなら、数年前に流行った技術の翻訳や、英語のリファレンスをゆっくりと読み込めばいいですが、他の企業よりも一足も二足も抜きん出るためには、多くの情報ソースに素早くアクセスするための、自然言語つまりは中国語を使いこなす力が必要です。

中華圏のITエンジニアを採用することができれば、より素早く情報収集することが可能です。

クローズドなエンジニアコミュニティから情報収集できる

エンジニアはネット上での交流が盛んで、特定の技術についてLingrSlackなどのクローズドなチャットツールを使って情報共有を行っています。そこでは、既に見知ったエンジニア同士の知見共有なども行われており、マイナーな技術なら、そのチャットルームがどんな書籍よりも濃い情報のやりとりが行われているということが少なくありません。

英語でググってドキュメントやStack Overflowを調べて終わり、という情報収集ばかりしていれば、そういったクローズドなコミュニティがあることすら意識しないかもしれません。それは恐ろしいことです。外国人エンジニアと一緒に働くことで、その外国人が母国で利用されているクローズドなチャットツールを使って、リアルタイムで更新される情報ソースに素早くアクセスし、社内で共有することが可能です。結果として日本人だけの開発現場よりはより非常に多くの情報リソースに圧倒的なスピードでリーチできるようになり、生産性が向上します。

外国人ITエンジニアを採用するデメリット

では、外国人エンジニアを採用することにはどのようなデメリットがあるのでしょうか?

デメリット① コミュニケーションに時間がかかる

最初に考えられるのは、日本語能力が足りずに社内のコミュニケーションが上手く行かないことです。英語が使える職場であれば全く問題ないのですが、そんな職場はごく一部でしょう。開発言語で語ろうにも、限界があるのは事実です。英語学習、日本語学習共にインセンティブを与えるなど、言語能力向上のための施策やSlackやDocbaseなどの情報共有ツールを活用しできる限り文字化して翻訳機能を用いて伝えるなど環境面を整える施策など、コミュニケーションに関する課題の解決に向け各社必死の取り組みをされています。ビジネスサイドの人間が長期的な視野を持って育成すれば、半年から一年後、言語の障壁が取り除かれてくると、チームの生産性が劇的に向上するでしょう。

新卒フィリピン人ITエンジニアを採用した株式会社NCネットワーク様の事例がコミュニケーションの参考になるかと存じます。よろしければご参照ください。

【事例に学ぶ新卒外国籍エンジニアの採用と教育】〜株式会社NCネットワークチーフエンジニア芦田氏の挑戦〜

デメリット② 手続きに時間がかかる

外国人を雇用する場合には日本人を雇用する場合と異なり、「在留資格の申請」が必要になります。しかし、基本的にそれ以外で面倒な作業はさほどございません。一度実際に採用すれば、

「ちょっと工数が増えるけど、そんなに難しくないな。

と実感していただけるかと存じます。手続き全般を網羅的に説明した記事を作成いたしましたので、初めて外国人ITエンジニアを採用する企業様は下の記事を参考に採用活動を進めていただければと存じます。

外国人雇用の基本業務と注意点|募集方ほうから就労後の手続きまで徹底解説!

デメリット③ 日本の生活に慣れるまではサポートが必要

仮に海外からITエンジニアを招聘する場合、日本の生活に慣れるまでは、社員が電車の乗り方や生活用品を揃えるためのお店の紹介などを担っている企業様が多いです。多くの場合、異文化交流が好きな社員が自主的に行ってくれるようですのでさほど心配はいらないかと思いますが、会社としてそういった支援をサポートする奨励金などの仕組みがあっても良いでしょう。

また、外国人ITエンジニアが一番日本で困るのは、住居をなかなか借りることができないことです。理由は生活習慣の異なる外国人の入居を禁じている大家さんが多いからです。弊社も住居サポートの会社と提携しているため、企業様、候補者様のご希望に応じて紹介させていただいておりますが、できる限り、企業様で社宅を契約してあげると良いでしょう。

まとめ

以上外国人ITエンジニアを採用するメリットとデメリットをまとめて参りました。何かと障壁を感じがちですが、ぜひ将来への投資と思って初めての外国人ITエンジニア採用に取り組んで見てはいかがでしょうか?

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関根謙志郎
取材班

福島県内の高校卒業後、東北大学に入学。在学中は硬式野球部に所属。英語学、心理学、英語教育学を専攻。卒業後は社会を構成する『ヒト・モノ・カネ・情報』が遍在することで生じる歪み(社会問題)をビジネスを通して適正化するというミッションに共感しリフト株式会社に入社。現在はマーケティングを担当。

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