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〇〇で困った!日本で働く外国人のSimカード・スマホ事情!

目次

今度うちの会社が外国人を雇うことになって、しかも俺が教育・管理担当者になったんだけど、日本に来る前になんかアドバイスしといた方がいいことある?」

友達からこう聞かれたら、

「Simカード・スマホ関連の契約の相談に乗ってあげて。」

と答えるようにしています。

というのも、多くの外国人がそこでつまづくからです。

ちなみに、住居探しについてもつまづきやすいのですが、

それに関しては下記の記事をご参照ください。

なぜ「住居サポート」が外国人従業員の募集に極めて有効なのか?

本記事では、外国人がSimカード・スマホについてどこでつまづくのか、どんなサポートが必要なのか実際に日本で働く外国人(弊社社員5名)と技能実習生のサポートをしている監理団体のWさんを取材した結果をご紹介します。

まず、外国籍社員(就労ビザ)5名に、日本に来てからSimカード・スマホで困ったことを教えてもらいました!

Q : 日本に来てからSim、スマホで困ったことはありますか?

①台湾出身社員:「ネットでSimカードを契約したんですけど、めっちゃスピード遅いです!

→ 詳しく聞くと名前の聞いたことのないようなMVMOのSimカードを使っていました。しかも料金は割高。 

※MVMOとは、auやSoftbank、docomoなどの大手キャリアの通信回線の一部を格安で借りて通信サービスを提供している会社のこと。大手キャリアよりも値段は安いが、通信スピードのバラつきが大きい。

②アメリカ出身社員:「Simは安いんですけど、動画を見てるとあっという間に上限に達してしまうので、結局新しくポケットwifi契約しちゃいました…」

→ 動画はNetflixがメインなのですが、今では「Netflix見放題プラン」のように特定の行為に回線を使用する場合にのみ回線使い放題にすることで圧倒的に安く契約できるプランがあり、もしそれを知っていれば、月々3000円は安く抑えられていました。

③香港出身社員:「私はOCNモバイルの6ヶ月以降解約手数料なしのプランを使っています。ほんとは、大手キャリアの方がスピードが早いので、そちらを使いたいのですが、審査が厳しいし、2年契約自動更新で途中解約の手数料がかかるから使えません。」

→ 一般に大手キャリアの審査を通るのは難しいとされています。特に在留期限が半年を切っている場合などは契約できない可能性が高いです。また、契約期間以内に解約すると解約手数料がかかり、それも自動更新されてしまうという制度はは馴染みのない方も多いです。

④ベトナム出身社員:「保険は入っていましたが、スマホが壊れてしまった際に、実際に保険がおりるよう、状況説明をするのが難しかったですね。最終的には全額補償してもらったのですが、当時は日本語もあんまりうまくなかったのでほんとに大変でした。

→ この社員は、しっかりとした保険に入っていたため問題なく全額補償されましたが、自分は保険に入っていたつもりでも、実際は入っていないケースや、壊れた際に状況が説明できず、保険が降りないケースがよくあります。

⑤中国出身社員:「今はわからないけど、私が中国にいた時はSimはプリペイドで使いたい分までチャージするのが主流だったから、日本に来て、自動更新していく月額性のスタイルにびっくりしました。

→ 現在の状況がどうかは定かではないですが、支払い形式のスタイルに違いがあって戸惑ってしまうというのは、よくある話なのかもしれません。

みなさまご協力ありがとうございました!

技能実習生のスマホ事情について監理団体のWさんに教えてもらいました!

Q:技能実習生はSimカードやスマホをどのように用意されているのですか?

監理団体のWさん:「企業さんが企業契約で用意する場合や、実習生個人で契約する場合など様々です。ただ、技能実習生は大手キャリアに断られる場合が多いです。理由は定かではありませんが、失踪や途中帰国などで未払いが発生するリスクがあるためかと想像します。」

 

Q:Simやスマホ関連でトラブルが生じたことはありますでしょうか?

監理団体のWさん:「Sim、スマホ関連のトラブルは非常に多いですね。最近あったのは、技能実習生がFacebookで知り合った人に無料でスマホをもらえると騙されて、使用半年後に70万円の請求書が来てしまったという事件です。結局警察に提出し、支払うことなく済んだのですが、このようなトラブルは頻繁に生じます。」

 

Q:どうすれば防げたのでしょうか?

監理団体のWさん:「一番は企業様がスマホ、Wifi環境をしっかりと整えてあげることです。甘やかしすぎもよくはないですが、母国の家族と不自由なく連絡が取り合えるような環境を提供することによって、失踪や途中帰国などのリスクを回避できる可能性があります。」

Wさんご協力ありがとうございました!

 

結論:外国人を担当することになった人事担当者にできることは?

①就労ビザで働く日本語力の高い外国人の担当者となった場合

各個人のニーズを聞いてもっとも安い手段を調べて提案してあげてください。ある程度自分でリサーチすることはできますが、日本語ネイティブと比べてどうしてもリーチできる情報が限られてしまうからです。

また、選ぶ際には外国人特有の次の点を考慮してあげてください。

・日本到着後にすぐ使えるか?(来日前予約や即日契約が可能か?)

・クレジットカード・銀行口座を持っていなくとも、パスポートや在留カードだけで契約できるか?

・コンビニ支払いやWe chat やAlipayでの支払い可能か? (外国人の状況によっては留意する。)

・もっとも安い手段か?

・母国語サポートがあるか?

・解約金がない契約か、少なくとも半年などの決まった期間を過ぎれば解約金が免除される契約か?

②技能実習生の担当者となった場合

可能であれば企業契約でSimカードやスマホを用意してあげてください。J-stay」という外国人技能実習生に、スマートフォンとデータ通信用のSIMカードをセットで提供しているサービスがSHARPから出ております。こちらを使用していただいても良いですし、中古スマホや格安SIMを使って最安で用意していただいても良いです。最低限相談にはのってあげてください。上で紹介したような詐欺トラブルに巻き込まれてしまう可能性があるからです。

まとめ

以上今回は、外国人がSimカード・スマホについてどこでつまづくのか、どんなサポートが必要なのか実際に日本で働く外国人(弊社社員5名)と技能実習生のサポートをしている監理団体のWさんを取材した結果をご紹介しました。

個々の外国人に最適なプランを調べて教えてあげることは少々面倒ではありますが、日本で少しでも働きやすい環境を構築し、少しでも長く自社で働いてもらうために、どうか人事担当の方サポートをよろしくお願いいたします。

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関根謙志郎

取材班

福島県内の高校卒業後、東北大学に入学。在学中は硬式野球部に所属。英語学、心理学、英語教育学を専攻。卒業後は社会を構成する『ヒト・モノ・カネ・情報』が遍在することで生じる歪み(社会問題)をビジネスを通して適正化するというミッションに共感しリフト株式会社に入社。現在はマーケティングを担当。