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更新日:2021/04/27

目次

株式会社シンコー

代表取締役社長 山畠 奈保美

所在地:〒290-0022 千葉県市原市西広6-18-39

許認可・免許番号:建設業 千葉県知事免許 第45400号

鉄骨とびで有名・全国出張多数。

株式会社シンコー様 取材記事-1 (1)

(株式会社シンコー様の技能実習生の皆様)

「技能実習生は搾取されていて可哀想だ。」

「技能実習生を使っている企業とは関係をあまり深めないようにしよう。」

テレビでよく流れている悪いニュースだけを見て、そのように考える方がいらっしゃいます。

もちろん本当に可哀想な出来事もありますし、制度として改善すべき点も多いと思いますが、実際のところ、実習生と良い関係性を構築している企業様が大多数です。

今回はそんな企業の一つである鉄骨とび業の株式会社シンコーさんになぜ強固な信頼関係を作ることができたのかお話を伺いました。

技能実習生受け入れ開始の背景

(左から1期生のフォンさんとトゥさん)

ーー現在では8名の実習生を受け入れていらっしゃいますが、もともとはどのようなご経緯で技能実習制度の活用を決定されたのでしょうか?

山畠氏:もともと中国人の実習生が主流だった数年前に、ある人材系の会社から技能実習生について営業を受けました。その時はお世話になってる行政書士の先生に、まだ制度が整っていないからやめたほうがいいとアドバイスを受けて見送りました。しかし、うちの業種(鉄骨とび)だとなかなか人が集まらず、日本人の外注を使っても、仕事のスキルが育たないため、どうしても厳しいものがありました。それで4年前から思い切って技能実習生を受け入れることにしました。

ーー社内の雰囲気はいかがでしたか?

山畠氏:最初は会社全体が不安でいっぱいでしたね。各職長や、うちの旦那も

「本当に大丈夫なの?」

って。 私はすごい楽しみにしてましたが、周りは本当に心配してましたね。

ーーやはり最初は不安が大きかったのですね。。。

山畠氏:ただ、いざやったら最初の二人が本当によくやってくれて。。。すごい一生懸命だし、努力してるし。本当に1年間ふてくされてもしなければ弱音を吐かずに頑張っていましたね。

(実習生お二人の部屋には付箋でいっぱいの日越辞書がありました)

人数が増えるにつれて感じた変化

株式会社シンコー様 取材記事-2(日本語学習について送り出し機関のマハラニさんから指導されて反省しているインドネシア出身のパセルさんとアワンさん)

ーー受け入れを開始してから4年経ちましたが、その所感を教えてください!

山畠氏:3期生くらいからちょっとずつ雰囲気も変わってきましたね。先輩がいるという安心感があるのかもしれないし、いろんな情報を持ってやってくるので、実習に来たというよりは、日本で遊ぶために来たみたいな子もいます。だから雰囲気はもう今の日本の若い子と変わらないと思いますね。

ーー仕事に対する真剣さが変わってきてしまっているのですね。

山畠氏:ただ、実習生側だけじゃなく、私たち教える側も緩くなってしまっていたのが問題かもしれないと今は反省しています。ちょっとしたことについては一年早く入っている先輩に、

「後輩に教えてあげてね。」

と任せてしまう部分があり、微妙に技術がズレて伝わってしまいました。今年インドネシアの子達を入れたことで、やはり教育はこちら側で教えて行かなければならないと改めて引き締まりましたね。年齢の近い子を連れてきたのが良かったのかベトナムの子達ともうまくやっています。

(油と間違えて酢を買ってしまったインドネシア出身のパセルさん。日本の生活にはだんだん慣れてきたそうだ)

ーー実習生を雇っているだけで偏見を持たれることも多いと伺いました。

山畠氏:テレビの影響かわからないのですが、安く使っていると偏見を持たれる場合があります。

「安く使ってるから、いっぱいいるんだろ。」

と。それ以外にも前の現場の技能実習生が1回でもやっちゃいけないミスを犯したりすると、

「外人が入ってるから御社に仕事は任せられない。」

と言われる場合もあります。イメージではなく実際の姿、仕事を見てから判断してほしいです。

ーーイメージで一括りにされてしまったのですね。

それでもうちは実習生が来てくれてよかったと思います

山畠氏:確かにうちも最初は3年間何もない限りは働いてくれるというのはありましたが、いざ来てみると、一生懸命やってくれるし、本当に来てくれて良かったと思います。れは働き手を確保できるからというよりは、彼らが本当に優しくていい子だからです。ベトナムの子は料理上手で自分で弁当を作って行くんだけど、うちの娘が高校生の時に娘のお弁当作って届けてくれたりとかして。

(お弁当は自炊している。主食はお米)

ーー娘さんのお弁当には驚きました!

山畠氏:去年の私の誕生日の時も、現場から帰ってきたら、

「今日すぐに帰っていいですか、帰っていいですか。」

と言うので、

「用事終われば、もちろん帰っていいよ。」

と言ったら、その後、歌を歌いながら、誕生日ケーキを持ってきてくれました。私じゃなくて、娘と専務の奥さんが泣いてましたね。

ーーシンコーさんを見ていると、実習生に愛を注ぐと、愛が帰ってくるんだろうなと思います。

山畠氏:その代わり厳しいけどね(笑)1期生のトゥーは昔堅気の教え方をする先輩が厳しいですっていうんだけど、お土産も必ず買ってくるし、結婚、出産の報告も一番最初にその先輩にしていました。現場からの帰りの車の中では、その先輩に運転させて、実習生で酒盛りを始めてたりもしています。そのバランスが気持ち悪いですよね(笑)

(トゥさんの部屋に飾ってあった結婚式のお写真。今年長女が生まれる。今後は長女の写真も飾り、励みにして頑張るのだそうだ)

3年でも戦力に成長して欲しいから教育は徹底して行う

(部屋のあちこちに貼ってあるボルト表で仕事の勉強をするアワンさん)

ーー教育は厳しくされているとか?

山畠氏:すごい厳しいですよ。厳しいけど丁寧に教えてます。2m以上の高さの現場はフルハーネスの講習を受ける必要があるんですが、その可能性が出る前からうちはしっかりその練習してもらうようにしています。直接現場で覚えろという会社もあるけど、うちは1から基礎をできるようになるまで現場に入れません。事務所でストップウォッチで計って、10分でフルハーネスが装着できるようになるまで指導します。最初は1時間かかる事もあるけど、丁寧に説明して必ずできるようにします。

ーーメモや実習日誌を丁寧に活用されているそうですね。

山畠氏:実習日誌は担当の職長が書くのですが、一日の終わりにその日の作業内容について、実習生に思い出して話してもらうようにしています。これを丁寧にやることで、日本語力のトレーニングにもなるし、仕事も早く覚えるんですよね。他にも新しく学んだことやその日のKY(危険予知)はメモ帳に記入してもらっています。覚える必要のあるメモは実習生の生活している部屋の自然と目につくところに貼って、覚えてもらうようにしています。

(写真左は作業日報、右は実習日誌)

ーー意思疎通の部分で気をつけていらっしゃることはございますか?

山畠氏:事務所で教えても実際現場に入ると、私が事務所で教える言葉と違う表現を使う場合があるので、そこは気をつけてもらっています。例えば、私が『取って』というところを『取れ』と言われたら分からない場合があるので、よく使う言葉を表にして念の為覚えてもらうようにしています。現場だと慌ててしまうので、なかなか難しいですけどね。

これから技能実習生を受け入れる企業に向けてアドバイス

ーー技能実習制度を活用する上でもっとも重要な部分を教えていただけますでしょうか?

山畠氏:技能実習生との関係性作りはもちろん大切なんだけど、私はなんでも相談できる監理団体の人や行政書士の専門家との関係性がより大事なのかなと思っています。やっぱり分からないことが多いから、そこはしっかり聞くようにしています。これから受け入れる人達は不安なことをなんでも聞ける関係性を作ることが大事だと思います。私も初めてベトナムに面接に行く前は監理団体の担当者の方にたくさん質問しました。

ーー山畠様、今回はご協力誠にありがとうございました。

インドネシア出身のアワンさんにお話を伺いました

株式会社シンコー様 取材記事-4(インドネシア出身のアワンさん)

ーーお仕事はどうですか?

アワンさん:仕事の材料がいっぱいありますから、その名前は今頑張って覚えています。

ーー困っていることはありませんか?

アワンさん:分からないことや、知らないことがあるとベトナムの先輩や社長が教えてくれます。

ーー日本語はどうですか?

アワンさん:日本語は発音と漢字が難しいです。ただ日本語はワンピースとナルトのアニメを見て勉強できるので、勉強は楽しいですね。

ーー日本の食事には慣れましたか?

アワンさん:食事は自炊していて、インドネシアの味付けで食べています。まだこちらに来て3ヶ月ですので、和食には慣れていません。

ーー休みの日は何してますか?

アワンさん:この間は山梨にいる友達と東京でお盆に集まり、東京タワーに行きました。

ーー日本の楽しいところはどこでしょうか?

アワンさん:友達が増えたり、日本の文化を理解できたことです。

ーー日本で驚いたことはなんでしょうか?

アワンさん:交通ルールがしっかりしているところに驚きました。厳しいルールが多いです。

(その他生活のルールは母国語で表を作ってもらいアパートの扉に貼って覚えるようにしていると教えていただきました)

ーー今回はご協力誠にありがとうございました。

編集後記

シンコーさんを見ていると、結局は技能実習生、日本企業の担当者それぞれの人柄が大切だということがわかります。人と人との関係ですからお互いの誠実さが大切だということは考えて見れば当たり前のことですが、その当たり前を当たり前に実施されている株式会社シンコーさんはやはり素晴らしい企業だなと感じました。

私たちはいいニュースよりも悪いニュースを、全体よりも局所を好んで見る傾向にあります。ひょっとすると今持っている考え方は、偏見なのかもしれません。局所ではなく全体を見て正しい判断ができるようになりたいものです。

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